ミラクルエレファンツピンクリボンキャンペーン
●日時 2009年7月4日(土)
●場所 県営球場
仕事絡みで知った「ふくいピンクリボンの会」の活動に、当日ボランティアとして参加させていただきました。自己検診モデルに恥ずかしそうにふれる人との会話や、スタッフの方々との交流ではたくさんの笑顔に出会えました。プラス、久々の野球観戦では手をたたきながら応援してストレス発散。(次回は、大声出して応援できるかしら…) ぅン?お手伝いしたというより、こちらが楽しませていただいたという感じ。会の皆さん、ありがとうございました。
さあ今日からは、楽しい時間をいただいたことに感謝して、どんどんピンクリボンの会やマンモグラフィ検診のことを、女性はもちろん男性にもたくさんおしゃべりして(伝えて)いきます!
(当日ボランティア 東野香里)
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私は今回初めてピンクリボンキャンペーンにボランティアとして参加させていただきました。福井ピンクリボンの会については以前から知っていましたが、実際にどのような活動を行っているのか、どのような方が運営しているのかという点についてはほとんど知りませんでした。しかし、初めてピンクリボンの会にボランティアとして参加させていただいて、とても良い機会になったと感じています。
今回の活動としては、福井ミラクルエレファンツピンクリボンキャンペーンということで、ミラクルエレファンツの試合会場において、出前の乳がん検診、ピンクリボンの会のリーフレットの配布やモデルを使った自己検診の方法の紹介などの活動を行いました。ピンクリボンは乳がんについての知識や乳がん検診の普及啓発を目的としているため、対象が女性となりますが、初めはリーフレットを渡すのにも声をどのように掛けて良いのか分からず、迷ってしまっているうちに、どんどん人が通り過ぎていってしまいました。しかし、勇気を持って野球観戦に来たお客さんに対して声を掛けると、立ち止まって話を聞いて下さり、笑顔でありがとうと言われ、緊張がほどけました。今回は、球場の入り口での活動であったため、夫婦や親子連れ、若いカップルなど、年齢を問わず様々な人が、試合を観戦しに球場に訪れます。野球を見に来たのに、どうしてピンクリボンなのか、と感じた方も多くいたと思います。しかし、幅広い年齢層の人々に対して働きかけが出来るという点では、とても良い機会であったと思います。
また、福井ピンクリボンの会について説明を加えながら話し掛けると、“健診はもう受けた”、“毎年受けているから大丈夫”といった声も多く聞かれました。一方では、リーフレットを渡す前に断られてしまうこともあり、複雑な気持ちも抱きました。乳がんや乳がん検診について、一般の方々が実際にどのくらい理解しているのか分かりませんが、特に若い人や私達の母親の世代は、働き盛りであったり、乳がんなんてまだ大丈夫というような考えを持っている人多く、私自身も実際には乳がんについてはあまり深く考えたことがありませんでした。しかし、年々乳がんの罹患率は上昇してきており、その要因としてエストロゲンに長くさらされる状態が多くなってきていることが関係していると考えられています。現代、乳がんは若い人から高齢者まで本当にさまざまな人々が罹患しています。ですが、乳がんは早期発見をすれば治るがんです。私は看護学生として何が出来るのだろうか、と考えたとき、まずはたくさんの人に乳がんについて興味を持ってもらい、知ってもらうということならば出来るのではないかと感じました。だからこそ、早期発見のために自己検診を行ったり、若いうちから定期的に乳がん検診を行うように、様々な年代に対して、積極的に知識を広めていくことが必要となると考えました。最近はテレビや書籍といった形で乳がんについて、情報を発信しているものはたくさんあります。しかし、それらを行ったからといって、テレビを見ている人の表情や、本を読んだ人の生の声をリアルタイムで感じることは出来ません。しかし、実際に街頭に立ち、直接人々にリーフレットを配ることで、渡した人の表情や発言、人々の思いを直接聞く機会になり、人々とのふれあいの場ともなります。また、知識の普及を行う際も、一方的に知識を提供するのではなく、実際に乳がんを体験した患者さんの体験談や患者さんとの交流の機会があればさらに多くの人々に乳がん健診の大切さを訴えることも出来ると思います。さらに、乳房のモデルを使って、実際に触って体験してもらうことでも、より分かりやすく、興味を持ってもらえるのではないか感じます。
今回のボランティア参加は、学校では学べないようなことをとてもたくさん学ぶことができました。また、看護学生のボランティアの他にも、たくさんの方に支えられてこの会が存在しているのだということを知りました。この体験をきっかけに、自分の周りの友達や、両親といった身近な大切な人にも、乳がん検診を受けてもらい、乳がんの知識や検診を広め、早期発見・早期治療により、乳がんで命を落とす人々が少しでも少なくなってくれることを願っています。
(当日ボランティア 福井大学医学部看護学科 安部智美)
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